連用形名詞とは

連用形名詞とは動詞と形容詞の連用形が名詞になってしまったものを言います。たとえば、光ります、の光りの部分は連用形の動詞です。物の形は光るです。この光りが名詞になったときに連用形名詞といいます。ただ、話しますの話しや光りは、なぜか連用形名詞になったときは、なぜか送り仮名を使わないで、話・光と書きます。

理由は?
と聞かれてもわかりません。習慣上、そうなっているとしか答えようがありません。それこそ、光りという連用形名詞から、なぜ『り』がなくなったのかは、日本語学者の先生に聞かなければ、答えを出すことができないでしょう。

連用形名詞には、他には動き、考え、帰り、があります。動きが遅いなどと使います。

動詞には連用形名詞はたくさんあるのですが、形容詞の連用形名詞は近い、と多く、くらいしかありません。それぞれ『近く』『多く』が名詞として使われることがあります。
近くに住んでいる
あまり多くを語らない謎の人物
など、名詞として使われています。